代表的なガスとしては、水素(H2)、ヘリウム(He)、酸素(O2)、窒素(N2)、炭酸(=二酸化炭素CO2)、アルゴン(Ar)、
アセチレン(C2H2)などがあります。これらの気体または液体を高圧ガス保安法に照らし、その基準を超えるものを
高圧ガスと定義し規制しています。
おおまかに言いますと
(1)気体の場合=1.0MPa以上の圧力の状態であるか?
(2)液体の場合=0.2MPa以上の圧力の状態であるか?
となります。
このように高圧ガスは種類も多く、その取扱も法律により規制されています。
お客様におかれましては、どのガスをどのくらい使ったら良いのか、
またはどのように保管しておいたら良いのかなど不明なことが多々あると思います。
そのような時は、是非、ご相談下さい。お客様にとりまして最適と思われるものをご提案いたします。
それぞれのガスについての特徴と主な用途
水素(H2)
特徴=常温で無色透明無味無臭の気体。最も軽く、非常に燃えやすい。また強力な還元剤である。
用途=金属酸化物の還元。有機合成の原料。焼鈍。燃料電池用エネルギー源
ボンベ色=赤
ヘリウム(He)
特徴=常温で無色透明無味無臭の気体であり希ガスに属する。非常に軽く、非常に安定している。
用途=浮揚用ガス(風船等)。冷却剤(超伝導磁石)
酸素(O2)
特徴=常温で無色透明無味無臭の気体。酸化力が強く不安定。助燃性(支燃性)ガスである。
大気中濃度は約21%
用途=呼吸用ガス。鉄材の切断及び溶接時の助燃性ガス。酸化剤
ボンベ色=黒
窒素(N2)
特徴=常温で無色透明無味無臭の気体。非常に安定しており安価である。大気中濃度は約78%
用途=冷却剤、食品の酸化防止の為の封入剤。レーザー切断用アシストガス
炭酸(=二酸化炭素CO2)
特徴=常温常圧で無色透明無味無臭の気体。有機物の燃焼や動物植物による呼吸などで生産される
代表的な炭素酸化物。低圧で容易に液化する為、気体ではなく液化炭酸として取り扱われる。
用途=主に鉄の溶接におけるシールドガス。発泡用ガス(炭酸飲料等)
ボンベ色=緑
アルゴン(Ar)
特徴=常温で無色透明無味無臭の気体であり希ガスに属する。非常に安定しており、化学反応を殆ど起こさない、
大気中濃度は約1%
用途=アルミニウム、ステンレス、チタン等の溶接におけるシールドガス。蛍光灯、電球などの封入ガス。雰囲気ガス。
アセチレン(C2H2)
特徴=常温で無色透明の気体であり、わずかにエーテル臭がする。酸素と反応し激しく燃えるだけではなく、
衝撃等により自己分解することもある。極めて不安定な物質の為、単体として扱うには危険があり、
現在、多孔質物質にアセトンを染み込ませたものにアセチレンを溶解させた溶解アセチレンとして運搬、販売されている。
用途=鉄材の切断及び溶接時の可燃性ガス。
ボンベ色=褐色
: Call to undefined function wp_foot() in /export/dw/www/net/g/n/deskwing/n/f/hm-mkinf/mkinfo.co.jp/goods/wp-content/themes/mizusawa/footer.php on line 33